『ハゲても明るく楽しく。』っと、シンプルかつ力強いモットーを掲げているのは、ハゲ系YouTuberとして活躍するhagebeats(ハゲビーツ)さんです。
この記事では、バイタリティに溢れた学生時代から、20代で始まった頭髪の薄れの悩み、YouTubeをはじめたきっかけなど、ハゲビーツさんの経歴や現在の活動を紹介します。
*失礼ながら本記事では頭髪が薄いことを「ハゲ」と呼称させて頂きます。不快に感じた方は申し訳ありませんが、分かりやすさのため使用いたしますのでご了承ください。
hagebeatsとは?
20代という若さにして頭髪の悩みを早くも抱えてしまった悲運な男性YouTuberです。しかし、その特徴を逆に強みとして、頭髪の悩み相談や様々な企画にたくましく挑戦しておられます。
2016年2月に音楽系の動画を投稿するも不定期気まぐれ投稿でしたが、2018年1月にあげた”とある動画”がバズったことを受けてYouTube活動を本格始動、104本の動画を投稿して、1.64万人のチャンネル登録者数と総視聴回数 810万回を誇っています。
公式のサブチャンネル『ハゲビーツの押入れ』です。押し入れに閉まってしまった、お蔵入り動画をこちらでアップしています。また、ハゲビーツの走りとなったのが、会社の先輩と始めたはげまるチャンネルがあります。*更新されていません
hagebeatsの経歴、大学や社会人時代について
hagebeatsさんは、1992年7月に長野県佐久市で生まれました。父親は誰もが知ってる電機メーカーに勤めるエリートサラリーマンで、子会社本部の部長を務めていました。従って転勤の都合で引っ越しが多く、横浜市で9年間、仙台市で5年間、さいたま市で6年間と各地を渡り歩いてきました。
幼稚園の頃から硬筆とそろばんの習い事をしており、小学校時代は取り憑かれたように文字に夢中になり、市の硬筆店にて小1から3年間毎回入賞、小3の時には県の硬筆展に参加するという成績をあげていました。またムースで髪をツンツンにするなどイケイケで、この頃はバレンタインデーで片手で抱えきれないほどのチョコレートをもらうなどモテモテだったそうです。
ただし幼稚園のころにクモの巣を食わされそうになるなどイジメの被害を受けており、それが原因で人に嫌われないように奉仕する性格が形成されたといいます。イジメの標的とならないように積極性が出て、小学校では学級委員になったりテストで100点を取り続けるなどを無意識に取り組んでいました。
中学では音楽好きの趣向が色濃く出て、合唱に一生懸命取りむ中で、気が付かない間に合唱コンクールで指揮者になっているほど音楽が好きだったそうです。川越東高等学校に進み、剣道と勉強に青春を謳歌しました。
そして立教大学経済学部に進み、1年後にサークルの友達と池袋でシェアハウス生活をスタートさせます。そのかたわらで、19歳からお台場の某キー局にてアルバイトを始めます。大学生のアルバイトながら月収は25万前後と高収益で、当時は金銭感覚に狂い、2万円のシャツを羽織り3万円のジーンズを履き、ブルガリの香水を振り撒いて優越感に浸っていた様です。
たった7年前。18歳の時の俺。 pic.twitter.com/X6lrptGFrO
— sakas (@sakasmusic) 2017年11月25日
しかし、アルバイトの範疇を超える仕事量や責任を押し付けられて、徐々に日常が狂い始めます。生放送の報道番組を担当しており、週4,5日は朝から出勤して夜は朝方まで飲んだくれる、めぐるましい忙しさに身体がSOSを発信するも気が付かず、徐々にストレスで頭髪が薄くなっていったそうです。また、アルバイトに明け暮れ過ぎたことが原因で留年してしまったそうです。
アルバイト以外にも東南アジアに行って企業のマーケティング活動を手伝ったり、NPO法人に参加して活動したり、Airbnbという民泊サービスのホストとして外国客を家に招いたり、色々な事に手を出す中で起業家の親友から「若くしてハゲている人はお前だけじゃないんだから、なんかその経験をブログとかで書いてみれば?」と後押しを受けブログ活動を開始します。
大学卒業後は新卒で渋谷のITベンチャー企業へ入社、LogicでDTMをやったり、Rubyでプログラミングをしていました。しかし私生活で音楽の作曲活動などに徹夜で没頭するなど過度な集中をしていたところから、ある日頭痛が止まらなくなり、診察を受けたところ途中「双極性障害」が発覚して休職に入りましが、思うように改善せずやがて退職。
現在は傷病手当金で暮らしています。もともと病弱な体質の様で、気管支喘息などでも辛い体験があるそうです。
休職前のとある日に会社の先輩から「一緒にYouTubeをやらない?」と誘いがあり、もともと動画制作に興味があり結婚式のムービー作り等をこなしていたハゲビーツさんは「はげまるチャンネル」を始動させますが、まったくの鳴かず飛ばすで4本動画を投稿したところで幕を閉じてしまいました。
その後ひょんなきっかけで、はげまるチャンネルでは編集が難しいという理由でお蔵入りになった動画『ハゲが美容室で坊主にしてみた』に再び手をかけ、自身がもともと持っていたYouTubeアカウントにて配信したところ、再生数をジリジリと稼いでいたところ、突如急上昇に乗りバズった結果、YouTubeの面白さにのめり込んだそうです。
また音楽が趣味として。ハウスという四つ打ち系のジャンルDJ活動や作曲も手掛けています。聴くのはジャンルレスですが、打ち込み系の音楽が好きで、アーティストは名前の由来にもなっているtofubeatsなどがお気に入りの様です。また、銭湯好きの一面もあります。
ハゲの話
hagebeatsさんが頭髪について気になり始めたのは、立教大学の学生時代に友人の「頭頂部ハゲてきてない?」というささいな言葉がきっかけでした。当時は強がっていたため否定の態度を貫いており、ワックスで頭頂部を隠すなど、ハゲを受け入れてはいませんでした。
しかし髪の薄れは残酷にも進行し徐々に認めざるを得なくなり、ハゲビーツさんはハゲを受け入れて場を和ますための自虐ネタなどに用いるようになりました。なんとか明るくやっていたものの、「心も髪もすり減っていた」と振り返っています。
就職活動を始めるにあたり、母親から金銭補助の申し出と共に薦められ皮膚科の医者に掛かります。1年くらい治療を続けましたが、成果を得られずに諦めることとなりました。
ハゲビーツさんの母親は病院代や薬代を捻出するために、自らは美容院に通うことを辞めて節制し、自分で自分の髪を切ったり白髪を染めるようになりました。それに気が付いたハゲビーツさんが問い出すと『私は意外と髪を切るのが上手いということが分かったの!(笑い)』と陽気に笑いながら「だから人生は面白い」とクールに締めくくったそうです。
頭髪が原因で様々な悩みや苦労があり、時には「死にてー」なんて思ってしまうこともあったそうですが、20代という若き年齢にも関わらずハゲていることは逆に希少性が高く、自分にしかわからない世界がある、そう前向きに現状をとらえたようです。
ハゲて死にてーなって思った時もあったけど、25歳でハゲてるのは希少価値が高いので、俺にしかわからない世界があるし、俺にしかできない価値を出せると思った時から、もう少し生きてみようかと思いましたね。人生が楽しいとか悲しいとかそういうことではなく、ただの好奇心。
— sakas (@sakasmusic) 2018年3月17日
なお、ハゲの原因はおそらく学生のアルバイト時代のストレス及び隔世遺伝(父親は早期から努力をしていたため髪が残っている)と自己分析されております。現在は大金をはたいて発毛治療AGAにかかっており、定期的にYouTubeにおいても治療の進捗の報告動画を投稿しています。
hagebeatsの動画の内容は?
ハゲの経験を活かした動画を展開しています。 薄毛・若ハゲの悩みに応えたり、自身の髪の毛に関する体験談を赤裸々に語っています。また、初期には音楽動画を投稿していたり、時おり食レポやガジェット紹介なども挟んでいます。肩こりや顔のゆがみなど整体系ネタは中でも人気があります。
hagebeatsのオススメ動画は?
AGA治療、6カ月の成果が!!
人生二度目のAGA治療(若年性の脱毛症に対しての投薬治療)を開始していたhagebeatsさんが戦果を報告しています。若ハゲの方にとっては希望を抱ける動画になるのでしょうか?治療費などを詳しく語っている動画もありますので、そちらもぜひご覧ください。
ブラジリアンワックスで胸毛脱毛!
頭髪は薄いのに胸毛は濃いという男性ホルモンに溢れているhagebeatsさんが、ブラジリアンワックスで脱毛に挑戦する動画です。なかなか映像のインパクトが強い動画です、結果はまさかの...。
hagebeatsのまとめ
hagebeatsはこんな方にオススメ!
- 頭髪でお悩みの方
- 頭髪について詳しくなりたい方
- 健気に生きる若者を応援したい方
頭髪で悩みを抱えている方は、ハゲとどのように向き合い生きているかを教えてくれるハゲビーツさんおチャンネルは視聴必須です(特に若い方など)。
また、今の所心配はなくとも頭髪に関する知識を学びたいという方も、AGA治療を継続して受けている話などは参考になると思います。
そして、苦境を恨むことなく前向きに健気に生きる若者を応援したい方も同様にオススメです。
以上、ハゲ系YouTuberハゲビーツさんについて紹介しました。ほとんどの男性がいつかは悩みとなる頭髪に関して、若くして苦しい状況に追い込まれるも、そのバックグラウンドを活用して、多くの人にとって役立つ情報や面白いコンテンツを配信している姿にただただ天晴を送りたいです。これからの活躍に期待します。