『年収チャンネル』という生生しいYoutubeチャンネルを通して、社会情勢や若者の就活支援を行っているのが、ベンチャー企業・大手企業・フリーランス・経営者と多様なキャリアの歩みを進めてきた株本祐己さんです。この記事では、年収チャンネルの内容や魅力、株本祐己さんの経歴などを紹介しています。
年収チャンネルとは?
就活生や若き20代に向けて「ビジネス戦闘力を上げ 正しいキャリア選択をしよう」というメッセージを伝えるために、年収という切り口から企業や社会のリアルな実情を発信しているチャンネルです。2018年4月にチャンネルを解説し、現在は431本の動画を投稿して、チャンネル登録7.62万人と総視聴回数2,367万回を誇っています。
株式会社年収チャンネルと運営を法人化しており、代表兼メインキャスターを株本祐己さんが務めています。企業別の年収情報、稼げるキャリアの歩み方、年収別のリアルな生活水準を、さまざまなゲストと共に徹底討論しています。
株本祐己の経歴、年齢、早稲田時代、現在の仕事は?
年収チャンネルの運営代表の株本 祐己(かぶもとゆうき)さんは、1990年11月にドイツのハンブルクで生まれました。父親が大手プリンターメーカーに勤めており、幼少期は転勤で各地を転々としていたそうです。
名門私学の桐朋中学校・桐朋高等学校に入学し、青春時代を卓球部に捧げました。中学3年の頃には1,200人程が参加する東京都の私学大会で個人優勝を果たし『努力のやり方次第で1番になれる』という貴重な経験を培いました。
一方で早くから成功体験の味を覚え、天狗になっていた一面もあり、合宿では上級生たちに呼び出されて泣くまでガン詰めされ、自分が嫌われやすい人間と早くも悟ったといいます。
大学は早稲田大学スポーツ科学部に入学、アルバイトを転々とする生活を送ります。始めての勤務先レストラン馬車道では、『飲食店のバイトごときに時間を使えられるか』っと、レシピの学習を完全に放棄し、チーフの逆鱗に触れ包丁を突き付けられたこともあるといいます。
その後も”バーミヤン”や”しゃぶしゃぶ温野菜”のバイトをするも相変わらず遅刻や不勤勉さでクビを切られ続けます。インターンシップにも挑戦しフジテレビの人気スポーツ番組「すぽると!」に関わりますが、1か月で先輩に能力の低さで見限られクビになってしまいました(そもそも方向音痴で局内の地形が全く覚えられなかったそうです)
ちなみに、大学のフットサルサークルにおいても周りのカルチャーに合わないと判断され部長より追い出されてしまったそうです。嫌われ者、社会不適合者として部活・仕事・趣味とあらゆる枠で除け者にされる過去がありました。*今でも嫌われ者の素質は現存しており、日々SNSで多くの方と戦いを繰り広げています。
株本の新卒1年目からの年収推移
— 株本祐己(フリーランスの王) (@StockSun_ceo) 2020年1月2日
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会社員(ベンチャー)
22歳 約500万
23歳 約600万
24歳 約800万
会社員(総合系コンサル)
25歳 約600万
独立
26歳 540万(粗利3000万)
27歳 3400万(粗利7000万)
28歳 7000万(粗利1億2000万)
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年収400万台の生活は未知の領域
そして大学2年時に、東日本大震災が起き大学の春休みが突如1か月伸びたそうです。同級生が留学やボランティアと”意識高い”活動に勤しむ流れに乗り、自身もビジネススキルを上げる目的で、バリュークリエーションというベンチャーのインターネット広告代理店にWebマーケティング担当としてインターンシップ活動に取り組みました。
インターン先でも独特なキャラのせいで上司の反感を買い、毎日血反吐が出るほどのパワハラと人格否定を受け続けたといいます。メンタルには自身がある様で卒業まで2年間耐えしのびました。その傍らで、脱サラしてコンビニや塾をうやりたい人のマッチングを行うFC本部の比較サイト『フランチャイズの窓口』起ち上げに関わり、会社の業績を大きく伸ばすなど成功を収めます。
大学卒業後は、勢いのあるベンチャー企業の楽しみを見出し、インターンから引き続き正式社員となりました。順調な社会人生活を営み、社会人3年目で年収は既に800万円あったそうですが、自身が責任を持つプロジェクトでコケてしまい、次年度の年収を625万と提示されたタイミングで、その他の世界を覗きたかった気持ちもあり転職を決意したそうです。
大きなプロジェクトに携われたり、合コンでモテたり、同級生の早稲田卒と同じような恩恵を受けたいなど、大手企業へのコンプレックスがあり、5,6社から内定を取った中で大手コンサルティングファームのベイ・カレント・コンサルティングに入社しました。
大手金融機関の管理会計業務支援やネットワーク更改のプロジェクトに携わりますが、周りの能力の高さに負い目を感じ、上司や同僚から責められる毎日で喫煙所でひとり涙を流していたそうです。
そんな中、武田塾という大学受験塾の林社長に 「株本さんは絶対起業した方が良い。50万円/月の稼ぎに満たなかったら武田塾が不足分を振り込む。」 と後押しを受け独立、フリーランスへ転身となりました。
いきなり初月の稼ぎが月収150万程ありフリーランスの世界に衝撃を受けたといいます。その後、Webコンサルタントのフリーランスマネジメント会社StockSun(簡単に言ってしまうと、フリーランスを集めて、ウェブの受託をゴリゴリやっている会社)を創立し、いまでは月商4000万円、年間で1億円の収入を掴み、自身をフリーランスの王と称する迄に上り詰めました。
将来のビジョンや野望は特に持っていないようで、「昔から、ある意味リアリストで、野望とか持つのが恥ずかしいと思っていた小物」と自身を分析しており、目の前の業務と向き合うことで十分と語ります。しかし資産を増やしたいという狙いはあるようで、将来的には投資やM&Aに着手していく考えを明かしています。
年収チャンネルは月1~2回で3時間ほどの撮影で終わるそうです。編集やアップ、運用は全て外注しており、片手間どころか小指の爪くらいの力配分で運営されています。仕事時代も一日平均4時間ほどで完了しており、自由な時間は寝るか、麻雀か、お酒を飲むか、ゴルフなどをされているそうです。
年収チャンネルを始めたきっかけや動画の内容は?
株本が運営する企業の新規事業である就職支援マーケティングの一環として、Youtubeというプラットフォームを通じて大学生と接触するのが大きな目的だったそうです。大学生が一番興味あるけど直接的には聞けない、企業側もリアルな数字を提供するのは拒む『年収』のリアルを伝えたり、さまざまな社会人のキャリアの築き方に焦点を当てたトーク番組となっています。
また、株本さんは現実的に一番多くの若者が稼げる方法として自身の経験からフリーランスを提案しています。日本ではフリーランスへの障壁がまだまだ高いと感じているので、動画を通じてフリーランスへのモチベーションを高めたいとしています。「個の時代、ビジネス戦闘力を上げることが若い世代には一番重要、人脈スキル実績経験が身に着けられる就活にしてください」と若者へのメッセージを伝え続けています。
年収チャンネルのオススメ動画は?
外資系投資銀行のバケモノ級の年収!
就活生なら誰もが噂には聞いたことがあるであろう外資系の投資銀行の業界人が常人には届かない世界の実情を出し惜しみなく語ってくれています。サムネイルで3億という数字がある通り、「凄い!」という言葉が行き交う、勤め人としては桁外れの金額スケールに驚きを隠せない動画となっています。
ホリエモンと夢の共演もボコボコに!
学生時代から憧れていた堀江貴文ことホリエモンにインタビューの機会を得て、年収チャンネルという立場から質問を投げかける動画です。大物ゲストに株本さんの緊張も伝わり、勇気を出して踏み込むもホリエモン節であっさり切り捨てられていく動画です。終わった後はしばらく本当につらかった様です。
株本がホリエモンにボコボコにされたの観てみんな嬉しがりすぎだろ
— 株本祐己(フリーランスの王) (@StockSun_ceo) 2019年7月22日
こちとら起業する前から好きだったホリエモン相手に
自分のチャンネルでインタビューできるなんて夢のようで
インタビュー中は緊張で頭が真っ白になって
終わった後は自分の質問力の低さで翌日まで凹んでたんだぞ
少しは慰めろや
年収チャンネルのまとめ
年収チャンネルはこんな方にオススメ!
- 就職活動に臨む前の大学生の方
- 20代で今の働き方に疑問がある方
- 様々な企業の年収事情に興味のある方
就職活動に臨む大学生や転職を考えている若い社会人で有名企業の実寸大の年収が知りたい方にはまずドンピシャの内容なのでぜひ視聴をオススメします。就活や転活にあたり、若年時のキャリアの歩み方や企業選びの軸などでお困りの方にも、年収チャンネルだけではなく各媒体で株本さんのビジネス戦闘力論が大変参考になると思うので必見の価値があると思います。さまざまな業界の年収や内情を知ることが出来るので、企業や業界の情報に興味のある方も合わせてオススメします。
以上、年収チャンネルという大胆なネーミングながらも、社会貢献性・有益性の非常に高いYoutube活動を行っている株本祐己さんについて紹介しました。今では自身が大金持ちとなっていますが、経歴を辿ると誰にでも努力や頑張り次第で追いつける地位であることを知らしめています。キャリアアップのモチベーションになりますので、ぜひ多くの方の目に留まればいいと思います。