プロスポーツ選手がYoutuberとして活動することも増えてきましたが、それに付随する形で徐々に存在感を高めているのが応援系YouTuberです。今回はサッカー界の応援YouTuberのパイオニア的存在である、FC東京とサッカー日本代表の熱血ファンであるKOHALON TOKYO(コハロン)について経歴や動画の魅力を紹介します。
KOHALON TOKYO (コハロン)とは?
FC東京・Jリーグを心から愛する男性サポーターによるYoutubeチャンネルです。会社員を辞めてYoutube活動に専念するなど、文字通り人生を賭けてサッカーを盛り上げるために配信を続けています。
2017年2月から現在のメインYoutubeチャンネルを解説し、現在まで1,305本の動画を投稿してチャンネル登録者数3.74万人と総視聴回数1,782万回を誇っています。
また、ゲーム実況や日常vlog、軽い企画ものなどメインよりは自由度が高く、好きなことを自由にやっているサブチャンネル『ダーツ大好きチャンネル』も運営しています。もともとの走りは2015年に開設したこちらチャンネルからでした。
KOHALON TOKYO (コハロン)の経歴、高校、大学、身長など
KOHALON TOKYOを運営しているコハロンこと 小原 爽さん は1990年9月生まれ東京都世田谷区出身の、身長192cmという長身と、顔の長さ30cmという面長が特徴のFC東京・日本代表の熱血サポーターです。コハロンというネーミングは本名の小原とロングフェイスを掛け合わせて思いついたそうです。
小学校4年生の時に、駒沢オリンピック公園で開かれていた東京FCのサッカースクールに通っていたのがサッカーとの出会いでした。その時に、偶然に手に入れた招待チケットで当時J2のFC東京を観戦したことが忘れられない体験となりサポーターとなりました。
サッカーと同時に勉学にも一生懸命取り組み中学受験は見事合格して、芝中学・芝高等学校へ入学しました。しかし、ここではサッカーではなく上級生に憧れて卓球の道を選びます。ちなみに、勉強はかなり疎かにしていたそうで、高校への進級はかなり危険だったそうです。
その後は立教大学法学部へ進学して、テニスサークルに青春を捧げました。卒業後は新卒で渋谷にあるIT系の会社にて営業職を務めながら、FC東京を応援する生活を送っていました。
そんな一般的な生活を送っていたKOHALONさんですが、ある日友人の結婚式にて余興でVTRを製作する機会が舞い降りてきました。今も相方として撮影・編集を行っている中学からの親友であるぽんこつプロデューサーこと”ぽんP”さんと作り上げた動画が好評で、動画作りの楽しさや周りに喜ばれることに面白さを覚え、その勢いでYoutube活動を始めたそうです。
いつものかわいい店員さんがいました。編集がんばります。 pic.twitter.com/9wdClQ9341
— ぽんP (@pomkotsu_p) 2018年4月29日
Youtuber初期のころから全身タイツというコンセプトは変わっていませんが、当初はサッカー中心ではなくYoutuberらしい企画に溢れていました。代々木公園に繰り出してぐるぐるバットやフリーけつバッティングなど体当たり的な企画や、ポケモンGO!の人気にあやかりピカチュウのタイツで身を包み ゲーム実況やインタビュー動画を収めていました。ちなみにタイツにこだわるのは、長身を活かせるスタイルだからだそうです。
YouTuberとして鳴かず飛ばずの時間が続きましたが、芽が出始めたのはサッカーの応援動画を出したころからです。相方のぽんPさんは川崎フロンターレのファンであり、中学2年の時から二人はFC東京と川崎フロンターレによる多摩川クラシコの試合を欠かさず年2試合見続けているそうです。その応援の様子をYoutubeに投稿したところ、視聴者の反応がよくサッカーコンテンツのポテンシャルを感じたといいます。
その時をKOHALONさんは「YouTubeを見ている人には、動画をアップしている人が本当に好きでやっているかどうかはすぐに伝わると思います。自分が本当に好きなFC東京の応援にスポットを当てたことが反響につながったんじゃないかと思っています」と振り返っています。
それから各スタジアムでサッカー応援動画の撮影をするようになりますが、始めは悪目立ちをして煙たがられたり色物の目で見られることが度々あったそうですが、好きを貫いて継続して動画を上げ続けることで、Jリーグ好きだと周りに周知してもらえたといいます。
企画を考える時は、Jリーグに興味がない人の目線も意識して、試合内容だけではなくて、スタジアムグルメ・イベント・遠征の道中・応援歌・サポーターへのインタビューなど色々な要素を盛り込むことで、バラエティ豊かな内容となり多くの視聴者の目に留まるという狙いがあります。
またサッカーを見る目も養うために学びに励まれ、最近はサッカーの審判員の資格も取得した様です。
先日サッカー4級審判員の資格を取得しましたロン。
— コハロン KOHALON (@Kohalon) 2018年11月7日
地区協会の主催大会の主審ができる資格です!
これからも頑張ります
あきら pic.twitter.com/vtU2YG7vsf
YouTuberとして食べていくには現状ではまだ遠いですが、成長の可能性とサッカーへの情熱を押し出し、KOHALONさんは勤めの会社を退職して現在はサッカー系のバイトに関わりながら、専業YouTuberとしてのキャリアを歩み進めています。
将来的には、Jリーグ公式YouTuberチャンネルよりもチャンネル登録者数を集めJリーグと直接交渉が叶うほど日本サッカー界で影響力をより高めていき、少しでもJリーグを盛り上げる力になりたいと夢を語っています。着実と歩みは進んでおり、すこし前には有名サッカーメディアのサッカーキングにも出演しました。
生放送終了後みっしーさんと!
— コハロン KOHALON (@Kohalon) 2018年5月8日
サッカーキングさん面長全身タイツを呼んでいただき、ありがとうございます!(^^)
とても楽しく、貴重な経験をさせてもらいました!
そして、放送見ていただいた皆さん
コメントしてくださった皆さん
ありがロン!!!!! pic.twitter.com/qafAt5hZ8W
さらに、囲み取材ではあるものの日本代表の香川真司選手にも直撃インタビューをするまで徐々に存在感を増しています。
KOHALON TOKYO (コハロン)の動画の内容は?
FC東京を中心として、Jリーグに関するアレコレを投稿しています。敵味方を問わずサポーターへのインタビュー動画が代表的なシリーズです。試合会場前で声をかけてくれたサポーターにインタビューを行っています。
また、遠征では試合に行くまでの道中を収めた旅vlog要素も取り込み、そのほかにもスタジアムグルメレポやドラフト会議という討論番組など様々な角度からサッカーにまつわる動画を投稿しています。
KOHALON TOKYO (コハロン)のオススメ動画は?
ジュビロ磐田のアウェイ遠征!
KOHALON TOKYOの代表企画である遠征動画より”VSジュビロ磐田”です。 飛行機を含めたスタジアムまでの移動と現地サポーターとの絡みが必見です。ジュビロサポーターが良い味をだしていて、現地サポとの交流の様子を楽しめます。
敵味方という間柄ながらも和やかな雰囲気でいじり合い、KOHALONチャンネルの醍醐味が存分に出ている動画です。そして気になる試合の結果は?
日本代表戦を本気で応援!
FC東京と同じくらいの熱量で応援している日本代表のVSオーストラリア戦のサポート動画です。相手のオーストラリアサポーターへのインタビューも英語で挑戦されており、アジアの宿敵国のリアルな意見を伺っています。見事勝利を収めて浮かれるKOHALONの様子も愉快です。
KOHALON TOKYO (コハロン)のまとめ
KOHALON TOKYO (コハロン)はこんな方にオススメ!
- FC東京ファンの方
- Jリーグが好きな方
- 旅番組が好きな方
KOHALONさん自身がFC東京ファンですので、推しチームが同じサポーターには必見のチャンネルです。応援チャントであったり、FC東京グッズなどファンにとって有益な動画が多いと思います。
また、FC東京以外のJリーグチームのサポーターもオススメのチャンネルです。アウェイ戦も網羅しており現地の魅力やサポーターへのインタビューが盛りだくさんなので、ぜひ推しチームの動画をご覧になってください。また遠征は旅vlog要素があるので旅番組が好きな方にもオススメです。
KOHALON TOKYO好きへオススメ
FC東京シーズンレビュ2019年!
FC東京サポーターは必須アイテム!毎年出ているFC東京シーズンレビュー作品より最新2019年のBlu-rayディスク版です。長谷川健太監督2年目となった2019シーズンは色々話題の年でした。負けなしの開幕連勝、変則アウェー8連戦、優勝への望みを最後まで繋いでいる奮闘などなど。
クラブスタッフが撮影したロッカールームやとりおろしのインタビューを収録した選手側の生々し過ぎる熱いリアルが伝えられています。シーズンレビュー、インタビュー集、オールゴールシーン、シーズントピックなど内容も盛りだくさんです。
石川直宏を知らずしてサポーターは語れず
傷だらけの足が18年間を生き抜いてきたふっとボーラーの証し!と帯が語るように、ミスターFC東京ともいえる存在で現在はFC東京クラブコミュニケーターを務めている「石川 直宏」について半生を綴った渾身の一冊です。
横浜F・マリノスでデビューを飾り2002年にFC東京に移籍、以降2017年までにミッドフィルダーとして297試合に出場しました。引退後もFC東京に在籍してクラブに貢献を続けています。ぜひFC東京サポーターには目を通していただきたいです。
KOHALON TOKYO(コハロン)あとがき
以上、FC東京と日本サッカーを愛してやまないKOHALON(コハロン)さんの紹介でした。企業勤めを辞めてYouTubeで勝負するという男気を見せていますので、YouTuberとしての成功も期待したいですが、ご本人が悲願しているFC東京のJリーグ優勝や日本代表のワールドカップ優勝を動画に収める、そんな夢が叶えばいいですね。日本サッカーを存分に盛り上げていただきましょう。