YouTubeを見漁るのが趣味のわたくしですが、最近は毎晩8時に投稿されるお笑い芸人『宮迫 博之』による「宮迫ですッ!」の更新をメチャクチャ楽しみにしています。
自分でも驚きの心境の変化ですが、わたしはもともとは無関心70%嫌悪30%くらいの宮迫アンチ側の人間でした。チャンネルを変えるほどではないけど、後述の理由でネガティブな感情を抱いていました。
そんなわたしですが、今ではすっかり宮迫さんのファンに転身、YouTubeでの成功やテレビへの華麗なる復帰を心待ちにしています。この記事では、アンチからファンに至った経緯・理由を整理してお話したいと思います。
*私はそもそもテレビをあまり見ない人間で、お笑いも宮迫さんにも詳しい訳でもなく、ただ断片的に宮迫さんを見ていただけですから、全体的に浅い内容です。
宮迫 博之を嫌いだった理由
思い起こすと一番最初に宮迫さんを認識したのはリンカーン時代だったと思います。そうそうたる面子の中で、若手大勢の枠を超えて不動のレギュラーとして活躍していましたね。特にワンフレーズカラオケでは目立っていました!
アメトークスペシャル始まってまっせーーーーーー☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆
— 宮迫 (@motohage) 2014年9月25日
私は見ていなかったですがMCを務めている『アメトーーク! 』は同年代なら誰しもが好きな番組として語っていました。疑いの余地もなく”人気”お笑い芸人として確固たる地位を築いていましたね。
ただ、私個人としては大衆の人気に反して、宮迫さんがあまり好きではありませんでした。それは、なんとなくキャラが気に喰わないという理由からでした...。
バイオレンスなキャラ
まず、暴力的なイメージがありました。宮迫さんは『〇ね!』、『〇すぞ』というNGワードを多用する割合が高かった覚えがありますし、怒りっぽい印象がありました。ネタとは分かりつつも厳しめの教育環境で育った私としては気にかかりました。
⇒本当は優しくて周りからの人望も厚い方でした。後輩の借金を肩代わりするなど男気もありました。
卑しいなキャラ
画面で見せる後輩への当たり方もキツめな一方で上の地位には媚びへつらう姿をみて、卑しい一面も感じていました。周りをダシにしたり利用しているだけで、本人に面白さはないと厳しい評価を下していました。
⇒ 本当はメチャクチャ面白いかは分かりませんが、折り紙つきの実力者でした
天狗なキャラ
また、2017年の不倫疑惑の不祥事もサラッと仕事に何の影響もなく回避して「自分の地位なら大丈夫だと思ってるんだろうなあ。天狗に拍車がかかるなぁ...。」とムカついたのを覚えています。
っとまあ全くをもって本質的な理由ではありませんが、断片的に見える姿が何となく気に入らなくて、闇営業騒動に対しても同情の感情はありませんでした。
宮迫を好きになった理由
さてさて時は進み、闇営業が明るみになり宮迫さんの自粛がはじまってしばらくが経ったときに『宮迫博司YouTubeデビュー!!』という見出しが目に入りました。思ったより早く来たなというのが率直な感想でした。
落ち目の芸能人や実力不足のタレントがYouTubeに押し寄せるのがトレンドですから、軽い気持ちでひと稼ぎしに来たんだなと最初は冷ややかな目で向かえていました。(この人みたいな感じで ⇒ 宮迫のYouTuberデビューに反吐が出る by PROWRESTLING SHIBATAR ZZ)
しかし、ヒカル(チャンネル登録385万人)、レペゼン地球(チャンネルとうろく227万人)、DaiGo(チャンネル登録203万人)、ホリエモン(チャンネル登録101万人)っと立て続けに超大物かつ異色コラボを連発して否が応でも視聴せずにはいられませんでした。
そんなド派手過ぎる入口をくぐってしまい、サムネに釣られてしばらく見続けていると徐々に宮迫さんの動画に引き込まれている自分に気が付きました。自己分析すると、そこには応援したくなる3つの要素がありました。
笑いの実力が半端ない
テレビで見ていた時は、彼自身ではなく面白い人の傍にいる小判ザメみたいな芸人だと思っていましたが、YouTubeという媒体でお笑いの素人と接する中で光る技術をまざまざと見せつけられました。
たった1日で368万再生、そして10万高評価
— ヒカル【NextStage】 (@kinnpatuhikaru) 2020年1月31日
まじで宮迫さんは笑いのプロでありスターでした
今後もまた絡んで頂けるようにもっと頑張ります
なんか合うわ pic.twitter.com/bebSQdZrNg
まず『引き出しがとにかく多い』ところが凄いです。ひと笑いできるエピソードトークがあれやこれやと豊富にありますね。尺も長くも短くもいけますし、もちろんオチまで完璧に構成されていて抜群の安心感があります。スパッと間髪置かずにトークに入れるのも経験が成す業でしょうか。
それと、『表現がメチャクチャ分かりやすい』です。大げさな身振り手振りや、「ギュン!」やら「ズバ!!」やらオノマトペも巧みに扱い、もはや効果音だけで面白いです。俳優声優を務めたのも納得の”声の表現力”が高いですよね。間の置き方に関しては圧巻で、これがプロなんだなあと感心させられました。
また、経験が成す業でもあると思いますが、どんな状況でも笑いに変えられる発想力や機転が利くところが素人が出来る技ではないと思いました。テレビではプロ集団の中であまり目立たなかったスキルですが、YouTube上で素人と絡む中でこの能力は特に光って見えます。
本気で取り組んでいる
皆さんご存知の通り、宮迫さんはほんの少し前までお笑い界のトッププレイヤーとして第一線を走っていました。急転直下でYouTubeに主戦場を変えましたが、いまだテレビ>YouTubeという図式が根強い世の中では、『落ちぶれた』と蔑まされるのは火を見るより明らかで、プライドもあるでしょうしすんなり新しい環境に適応できるのか半信半疑でした。
宮迫博之、DJ社長らとの食事会写真公開!https://t.co/ZCJdAzoqNG#宮迫博之 pic.twitter.com/OV4seQ3CQi
— Entame Plex (@EntamePlex) 2020年2月12日
だけど、宮迫さんからは「YouTubeの世界に溶け込もうとしている真剣さ」がひしひしと伝わりました。他の大物芸能人系YouTuberにはあまり見られない、現存のYouTuberと積極的に絡む姿勢が見て取れます。この世界に順応しようと努力している証拠ではないでしょうか。
コレコレさんとご飯食べてきました。
— 宮迫 (@motohage) 2020年3月6日
4/4に一緒に生配信をします!
詳細はまた後ほど。 pic.twitter.com/cLSVXmvvKk
また、芸能系YouTuberでは珍しく毎日投稿も欠かしていないところが熱意の表れだと思います。チームを組んでるとは言え、動画制作に携わった経験を持っている者なら、毎日投稿がどれほど過酷な作業か分かると思います。しっかり汗を流して働いていますね。
復活劇がみたい
個人的な思想ですが、日本社会は『失敗に厳しい』世の中だと思います。学校なんかでは「失敗しても立ち上がるんだ」なんて教わりますけど、実社会は何か一つでもシミのような汚点があると決して挽回のきかない厳しい世界です。
このたびは、多大なるご迷惑をおかけし、大変お待たせしてしまい、本当に申し訳ございませんでした。亮と2人で本日午後3時から謝罪会見を開きます。各メディアを通じてにはなってしまいますが、皆様の前で、自分の言葉で事実をお伝えし、謝罪をさせてください。
— 宮迫 (@motohage) 2019年7月20日
もちろん情状酌量の余地がない罪もありますが、今回の宮迫さんに至っては後輩の顔を立てるために参加したという説があったり、いちど嘘をついてしまったのもあれだけ追い詰められれば人間心理的に気持ちは分かります。
成功を手中に収めていた人が一夜にして全てを失ったわけですけど、前向きに新しい世界に苦労しながらも挑戦して、元居た場所にパワーアップして戻るのを目指すなんて、個人的にはなかなか熱くなる展開のストーリーです。
最近はヒカルの企画で大手靴/衣料品の通販サイトの『ロコンド』のテレビCMへの出演が決まったこともあり、動向に目が離せなく行先に注目したいと思います。アメトーーク!を見たことがない自分ですが、宮迫さんが戻ることが出来た際には大号泣で迎える準備が既に整っております。
また、テレビに全く出ていなかった鬼嫁で評判だった奥様が協力的に動画に参加している姿もとても微笑ましく応援したくなるポイントのひとつです。関わる人みんなが幸せになるように、より一層頑張っていただきたいですね。
以上、足早でしたがアンチ宮迫がYouTuber宮迫を応援するようになった3つの理由でした。
これから
応援はしているもののまだ宮迫さんのYouTubeキャリアは2カ月と浅く、チーム一同がバタバタと手探りでやっているのがよく分かります。正直メチャクチャつまらない動画もありますし、編集が見にくい時もありますね。
ですが、視聴者の声に向き合い日夜に軌道修正していますね。徐々に徐々にたしかに面白くなっています。再生や登録者という数字が伸びているのを見て自分のコトのように嬉しく感じている昨今でした。これからも応援したいと思います。