『無印良品』に特化したライフスタイルを配信しているYouTuber"無印ハヤシ"さん。ウザがられるくらい軽快なトークで巧みに語る無印ハヤシさんですが、バックグラウンドには部活での挫折、社会人の挫折など苦しい時間を過ごしたストーリーがありました。
この記事では、無印ハヤシさんの過去の経歴や、現在の活動、動画の魅力について紹介しています。
無印ハヤシとは?
飽き性ながらもハマったものはとことんやり抜く気質を帯びた、人気ブロガー”こーせい"さんがお届けする無印良品専門レビューYouTubeチャンネルです。
2019年5月にチャンネルを開設してYouTube活動をスタート、現在まで280本の動画を投稿して、チャンネル登録者数1.38万人とそうご視聴回数278万回を誇っています。
また、一切が無編集のサブチャンネル『ハヤシの居間』を2019年11月から始動しています。お喋りが達者で独特な視点を持つハヤシさんが、無印良品とは関係なく自由に様々なジャンルでフリートークを配信しています。
無印ハヤシの経歴、大学、現在の仕事は?
無印ハヤシこと 林田 光生(はやしだ こうせい)さんは、1995年9月生まれの福岡県三潴郡(現在の柳川市)出身のフリーランス ブロガーです。
父親が代々繊維業を営んでいる経営者一家の三男として支社の社長を務めており、10部屋以上もある豪邸を建てるなど、裕福な家庭で順風満帆な生活と思いきや、ハヤシさんが3歳のころに残念ながら癌で逝去されてしまいます。
ワイにもこんな時代があった。
— こーせい / 無印ハヤシ (@h_0918_k) 2019年1月30日
(2002年、小学校の入学式にて。) pic.twitter.com/o7LkDgFEH8
それから、兄・姉(血縁関係は無し)と分かれ、母と子の二人暮らしが始まりました。福岡県久留米市に移住、さらに転居・転校を経験した小学三年生時は、一人っ子で内向的な性格も乗じて環境の変化に適応できず、1人浮いた状態でイジメも受けたといいます。
しかし、小学校5年生のクラス替えを機会にイジメはなくなり、ピアノ・テニス・和太鼓・工作など、ひとつ習い事に没頭してはコロコロ新しい習い事へ、「好奇心旺盛」と「飽き性」な性格が早くも発揮されていました。仲の良かった友人が中学受験を受けることに触発され、自らも受験挑戦、見事に中高一貫校への合格を決めました。
中学に入り 音楽に興味を持ち始めた2年生から吹奏楽(マーチングバンド)部に入ったものの、「週7部活・休みは年末年始とお盆のみ」というハードな環境かつ同級生より1年遅れで入部していたことから技術の遅れも目立ち、退部が何度も頭を過ったそうです。
しかしながら、先輩たちが技術・メンタルの支えとなり献身的なサポートを受ける中で、徐々に音楽への情熱が燃えあがり、高校卒業までがむしゃらに取り組む様になりました。
同級生と衝突したり、部活の後輩に手を出したり、友人の誘いでHKT48にドはまりしてひどい時は月4~5回も劇場公演に通うために部活をサボってしまうなど、浮き沈みはいくつかありましたが、「最上級生としてアイドルオタクはいったんストップして本気になろう!」と自分なりに全力を尽くし、トランペットのパートリーダーとして全力を尽くしました。しかし、チームとの確執は多く、大会では全国大会どころか金賞にも届かない不本意な結果に、悔しい青春時代となってしまいました。
実はトランペット持ってます。
— こーせい / 無印ハヤシ (@h_0918_k) 2019年1月10日
もう5年くらい吹いてないけど、時間もあるから練習しようかな?
楽器ができるって強みだからね。笑 pic.twitter.com/rzmRXLTiwQ
部活も引退して受験へと移り、母子家庭というのもあり母親の希望に沿い福岡の大学を目指すことに。センター試験の日本史で95点を取るなど日本史には興味があり、考古学や日本文化史を学びたいとして西南学院大学の国際文化学部へ進学をします。
大学でも一度は社会人団体のマーチングバンドに加入するも、新しいことを始めてみたいとして、塾のアルバイト漬けな日々を過ごしていましたが、一念発起して大学2年生の夏に議員インターンシップに参加します。夏休みの2カ月間国会議員や地方議員の元で、「政治の仕組み」「議員の仕事」「社会的マナー」を学びました。
その後議員インターンシップを斡旋していた「NPO法人ドットジェイピー」に興味を持ち、スタッフとして加入を決めてから卒業までの2年半の活動がハヤシさんの価値観をガラリと変えました。中でも「スタッフの育成」活動は林さんの「人の可能性を拡げる」きっかけになる業務でした。
ハヤシさんが属していた福岡支部は運営がうまくいかず再建を先導する代表を探していましたが、将来は起業のビジョンも持っていたハヤシさんは代表に立候補して、組織を引っ張る役割を担います。
時には深夜3時まで支部のスタッフとミーティングしたり、支部スタッフから反乱を起こされるも、軸を変えずに「支部を再建する」ことにコミットした結果、誰一人離脱者を出すことなく組織を運営させていきました。この時の体験はハヤシさんにとって一生忘れられない時間だった振り返っています。
個人的な話ですが、僕が去年代表を務めていたドットジェイピー福岡支部が、全国約25拠点のうちの頂点「最優秀支部賞」を取りました。去年は最優秀支部賞受賞条件をクリアしていたものの一歩届かず。こうやって1年後にうれしい報告が聞けるのは、当事者ではなくてもものすごく嬉しい。感謝です。 https://t.co/eFNmYNOBkt
— こーせい / 無印ハヤシ (@h_0918_k) 2018年9月21日
大学卒業後は、自身が成長できると感じて福岡に本社を置くベンチャー企業の門を叩きます。しかし、内定後にアルバイトとして勤務中、早くも組織の在り方に大きな違和感を感じつつも、気が付かぬ振りをして入社式を迎えてしまいます。
その予感は正しく、入社早々に社長から「会長のお父さんのお世話」という2週間という期限付きながらもゴリゴリのパワハラをしてくる人物の秘書を命じられます。
その後、2週間という約束はなくなり1年間に期限が伸びることとなります(ハヤシさんは反抗して会社に戻れたそうです)。しかし、「自分はここにいてはいけない」っと会社を辞めたいという気持ちが徐々に強くなっていた時に、ツイッターで発見した「ブロガー」という生き方に衝撃を受けて、ブログを立ち上げて10日目に退職という無謀にも近い英断を取りました。ちなみに影響を耐えたブロガーは「まじまじぱーてぃー」でおなじみのあんちゃさん。
そして、向こう見ず発進で個人事業主としてブログ&SNSで発信活動を始める生活をスタートさせました。ハンドルネーム『こーせい』として、毎日必死にブログ記事の量産を続け、Twitterのプチバズリも連発し、徐々にブログで食べていけるような成果が上がっていきました。
ちなみに、有名ブロガー「イケダハヤト」の影響を受けて、ブロガーがYouTubeに乗り出している情勢に便乗する形でYouTuberデビューを切りました。もともとは無印ハヤシではなく、「こーせい」として始めましたが当初は伸び悩んでいたそうです。しかし家具家電にこだわりライフスタイル系の動画を投稿したところ徐々に好転を感じていました。
そんな時に、ブロガー&YouTuber仲間であるミニマリスト”しぶ”さんと無印良品に訪れた際に「無印に特化したチャンネルを作ったら伸びるんじゃない?」と話したことがきっかけに、無印良品のレビューを中心とするようになりました。
その読みは正しく、一気にチャンネル登録と再生数を伸ばしていきました。いまでは本当に無印良品の商品を”落ち着く”として愛しておられます。
無印ハヤシの動画の内容は?
無印良品の商品レビューを中心的な内容としています。落ち着いた口調で落ち着いた雰囲気に落ち着いた編集で、どこかスタイリッシュさが溢れています。
また、無印良品だけではなくルーティンや決済の情報など、ライフスタイル全般も時折扱っています。
無印ハヤシのオススメ動画は?
ライフスタイル系インフルエンサーのルームツアー
まだ無印良品の家具は机のみの時でしたが、無印ハヤシさんの部屋を赤裸々に公開している動画です。ミニマリストではないけど、バランスよくシンプルでスタイリッシュな生活感が溜まらないです。
また、ルームツアー動画はたびたびアップデートして配信しています。
MUJI HOTEL GINZAの宿泊体験!
話題になったMUJI HOTEL GINZAに宿泊する様子のvlog系動画です。部屋のタイプはtype-Cと25平米で一泊31,700円(朝食込み)のプランです。ハヤシさんはやはり無印良品に溢れるお部屋にとても馴染んでいます。おしゃれな空間に、料金は少々割高と感じながらも視聴後は泊まってみたいと思わせてくれる内容です。
無印ハヤシのまとめ
無印ハヤシはこんな方にオススメ!
- 無印良品が好きな方
- シンプルなライフスタイルに興味のある方
- ブロガーの活躍に刺激を受けたい方
文字通り無汁良品の専門チャンネルですので、無印ユーザーやファンは視聴必須のチャンネルです。また、ミニマリストほどではないものの、シンプルで洗練された生活にあこがれを持っている方は参考になる情報がたくさん配信されています。そして、新卒で務めた会社を4カ月で退職し、フリーランスブロガーとして活躍する姿に刺激を受けたいビジネスマインドが高い方もオススメです。
以上、無印良品の特化型チャンネルを運用する無印ハヤシさんの紹介でした。もともと無印良品に目を付けたのはビジネス的な視点でありながら、レビューを続けていくうちに愛着が芽生えるというお話が素敵でした。私自身無印良品のファンなので、これからも色々な商品を紹介して欲しいと思います。