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【勇気が出る物語】車椅子YouTuber(中村 珍晴)さんの、アメフト大事故からのパワフルな復活劇



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画像引用:ちん公式Twitterより

スイスイと車イスを使いこなして、スキューバダイビングを楽しんだり、大学の教員を務めているのは、車いすに関する情報発信を通してより良い社会の実現を推し進めているYouTube『suisui-Project』チャンネルの中村 珍晴さんです。

この記事では、中村さんの過去の経歴や、アメフトの怪我からのリハビリ生活、退院後の人生について紹介しています。

 

 

 

 

suisui-Projectとは?

19歳の時にアメリカンフットボールの事故で首を骨折して車いすユーザーになり、その後は引きこもり、大学復学、アメフトHC、大学院進学、国の研究員を経て現在は大学の心理学の講師を務めている車いすYouTuberです。

2016年3月から動画投稿を開始して、現在101本の動画を投稿、チャンネル登録者数2.19万人と総視聴回数は401万を誇っています。

www.youtube.com

 

suisui-Projectの経歴、アメフト、生活について

 suisui-Projectチャンネルを運営している中村 珍晴 (なかむら たかはる)こと”ちん”さんは、1998年年6月生まれの山口県下関市出身の大学教員です。海と山に囲まれた田舎町で育ち、夏はクワガタやカブトムシ獲り、冬は釣りなどに興じ、大自然をめいっぱい遊ぶ幼少期を過ごしていました。

 

小学校に上がりソフトボールをはじめてから高校を卒業するまでは、野球に並々ならぬ情熱を持ち、高校球児の時には甲子園以外は興味がないほど野球バカとして、年末年始以外の360日は汗を流して白球を追いかける青春を過ごしていました。

 

 

高校卒業後は、体育の教員になるために天理大学の体育学部に入学します。新しいスポーツに挑戦しようとアメリカンフットボール部(以下、アメフト)の門を叩きます。人生で初めてめて接したスポーツでしたが、練習するごとに自己成長を感じて、野球にも負けない熱を感じて一心に取り組みました。

 

そして、2007年9月1日。秋の公式戦で人生を変える運命のデビュー戦を迎えることとなりました。

 

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後半が開始して5分が経ったところ、経験が浅かったちんさんはアメフト界ではご法度とされている体勢で相手のタックルを受けてしまいます。雷が落ちたような衝撃が身体を走り、グラウンドに崩れ落ちていきました。

市民病院へ救急搬送されるも、あまりの深刻な事態に対応ができず、すぐに高度救急センターに運ばれ、5時間にも及ぶ緊急の大手術が執り行われました。

 

無事に手術は成功するももの、しばらく激しい全身の痛みに襲われ、体の感覚は依然取り戻らず不安に押しつぶされ、地獄のような時間を過ごしました。天井を見つめる以外に身体を動かすことが叶わず、排せつや食事など何から何まで周りにの手助けを借りることとなり、心もどんどんと蝕まれていきました。

 

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画像引用:suisui-Project公式YouTubeチャンネルより

 

手術から11日がたったある日、主治医の先生より「二度と歩くことができません」という宣告を言い渡されます。「きっと自分は大丈夫だ」、「すぐにアメフトに戻れる」と希望を抱いていましたが、障害名「頸髄損傷」という厳しい現実が突き付けら、当時は『人生が終わった』と絶望に陥りました。

 

事故から2カ月、リハビリ病院へ転院して悩み落ち込むこともありましたが、日中は現状を忘れるようにがむしゃらにリハビリに取り組みました。少しずつ麻痺も改善の兆しがあり、多少なりとも腕を動かせるようになったある日、4歳離れた実の兄から衝撃の一言が放たれます。

 

『俺、今の仕事辞めるわ! 理学療法士になって少しでも力になりたい』

 

高校卒業後は就職のため愛知県で寮暮らしをしていましたが、苦境に立たされている弟の力になりたいと、大きな決断を下しました。

本当に仕事を退職され、リハビリと介護を手伝いながら専門学校に通い、現在は大阪の病院に理学療法士として勤めています。Twitterも運用していますので、ぜひご覧ください。

 

 

そしてiPS細胞のニュースに出会い、将来に実用化された際に移植できる身体をキープするために、時期早々ながらも病院を離れて、ようやく車いすに座れるようになった段階では困難い選択でしたが、母親をはじめ家族の全力サポートのもと、揉めることも泣きながら口論することもありましたが、自宅でのリハビリ生活を実現させました。

 

リハビリのかたわらで空いた時間に『自分が生まれた意味は何だろう』といった疑問が頭を離れなかったそうです。先行きの見えないリハビリ生活の日々に、何の意味があるのか自問自答を繰り返し、時には自殺を企てたこともあるほど辛かったと振り返ります。

 

しかし、クリスマス・イブに素敵な出来事がおきます。普段と変わらない日常を過ごしていましたが、夜中にベッドに身を移したときに玄関のチャイムが鳴り響きます。

そこには、全身トナカイのコスプレに身を包んだ、アメフト部のチームメイトと監督の姿が!サプライズでクリスマスのお祝いに車で8時間かけて訪ねてきたのです。久しぶりに食べて、飲んで、騒ぐ、ネガティブな思考に包まされていた時期にはあまりにも賑やかで眩しい人生最高のクリスマス・イブを過ごしたといいます。

 

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画像引用:中村珍晴さん公式story.jpページより

素敵なクリスマスイブを過ごし、大学チームの監督からノートルダムJAPANボウルに誘われ憧れの人物のひとりルー・ホルツ(アメフト界の巨匠)さんとの対面を果たしたり、成人式では地元の野球部仲間が外の世界に無理やり引っ張りだし偏見を解消することが出来たり、少しずつ『前に進もう』と思わせれるイベントが続き、とある目標を掲げました。

 

 

 

それは、『天理大学への復学』もう一度あのキャンパスで授業を受けたいという気持ちが強くなりました。チームメイトや友人と一緒にキャンパスライフを過ごしたいという気持ちに突き動かされ、勇気を出して講演会を催して大学内にサポートを呼び掛けるなど、大学の教職員や友人の支援を受けてついには復学を果たします。

 

 

www.instagram.com

 

 

2010年4月、同大学に通う幼馴染に車いすを押され約900日ぶりの登校、何気ない日常のすばらしさに気が付きました。また、2年ぶりにアメフトのフィールドに立ち、燃えるような熱い想いがこみあげて、もう一度フィールドに戻りたいと願い、自分にできることはないか必死に探した時に、「戦術を考える」という一点の光が差し込みました。

 

実際のアメフト歴は半年にも満たないちんさんでしたが、天理大学をはじめ各大学のコーチ陣は丁寧にアメフトの戦術をレクチャーし、ちんさん自身も日によっては5,6時間続けてビデオを見て学習するなど必死に知識を吸収していきました。。

ついには「ヘッドコーチをやってみないか?」という打診を受け、その場で首を縦に振り、アメフトプレー歴は半年未満かつ車いすに乗った、唯一無二な経歴を持つユニークなヘッドコーチが誕生しました。

 

アメフトによって失ったものもありますが、新しく扉が開き見えた世界もたくさんありました。アメフトを愛するちんさんはその後、大学卒業までアメフトに尽力します。

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画像引用:中村珍晴さん公式story.jpページより

 

3年生、4年生と進級して、大学卒業後の進路を考える時期に差し掛かりましたが、働くイメージが全く浮かばなかったといいます。しかし、障害を負った経験を活かす分野を模索したところ、スポーツ心理学という学問に活路を見出し、日本で最もスポーツ心理学が進んでいる大阪体育大学の大学院へ進学を決めました(入学式では宣誓の言葉をあげました)。

 

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画像引用:大阪体育大学公式HPより

 

大学院での指導教員は、ちんさんをひとりの研究者として厳しく指導に接してくれたようです。障害を理由にした言い訳は一切通らず、無意識のうちに障害という逃げ道を作っていたちんさんを、一人前の研究者になるための成長を強く導きました。

 

 

そして、大学院生の時に母が体調不良で倒れる事態が発生しました。母親の献身的なサポートを痛感して、少しでも自立できるライフスタイルを確立しようと、研究に両立してさらにリハビリにも精力的に取り組みました(約3年半で車の運転免許証も取得できました)。

 

日常生活を少しずつ自力で過ごすことが可能になってきてからは、結婚という意識が芽生えました。『自分から動かなければならない!』と奮い立ち、ヘルパーさんの誘いもあったスキューバダイビングに挑戦、その時のダイビングショップが主催したお花見で現在の奥様と運命的な出会いをされます。

 

交際は順調に実を結び、東京ディズニーランドのシンデレラ城前でプロポーズを成功させました。相手の親御さんの所へも足しげく通い理解を得て、みなが幸せになれる幸せな結婚となりました。結婚式場のオフィシャルレポートもありますので興味のある方はぜひご覧ください。ウェディングレポートーLAZOR GARDEN OSAKA

 

 

また、大学院生活も好調な活躍を見せて、日本学術振興会特別研究員にも選出され、博士課程2年目の時に、神戸学院大学心理学部の講師採用に合格して現在はスポーツ心理医学(心的外傷後成長、PTG、怪我、障害、スポーツメンタルトレーニング)を中心として研究や指導に日夜励まれています。

 

YouTubeはpeaceful cuisineという料理チャンネルをきっかけに見始めるようになり、自分も『障害の情報発信をしたい』と思い立ち動画配信をスタートさせました。

障害を負ってしまった方は、将来の自分の姿がイメージできないのが一番不安のようです。ちんさんも入院中に、頚損の先輩に出会い、その人との交流があって前向きな気持ちが芽生えた体験があり、自身もYouTubeで広く障害の情報発信や悩み相談や勇気づける目的を持って「suisui-Project」を運営されております。

また、2017年にはNHK BSパラリンピック応援番組「パラレポ」レポーターも務めております。

 

大学入学から怪我、アメフトのヘッドコーチに至るまでの物語を、本人執筆のもとSTORYS.JPに投稿されていますので、ぜひこちらもご覧ください。

 

storys.jp

 

suisui-Projectの動画の内容は?

車いすユーザーのリアルを赤裸々に配信しいます。詳細な内容は車いす生活に役立つ情報(バリアフリーやお金)、健常者の知らない身体障碍者のリアル(恋愛、タブー、目に見えない症状など)、そして本職の心理学講座を視聴者に届けています。

台本を作成して撮影に臨んでいるので、わかりやすくスムーズな進行まとめられています。また、字幕などの編集も凝っていて完成度の高い動画が多数あります。

 

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suisui-Projectのオススメ動画は? 

どうするの?排便について!

排せつ関連など言いにくい話ほど本当に困っている人には需要があるとして、自分の体験談を公開して多くの人に手助けしたいという意思を持っており、気になるけど聞けない、障碍者の排便事情について包み隠さずリアルの実態を語ってくれています。特に健常者の方にも大変タメになる情報です。

 

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事故からの歴史を振り返る3本作

ちんさん本人の口から事故から現在に至るまでの12年間の濃密な歴史を物語っています。前編・中編・後編と3部作ですが、あまりにも貴重なお話であっという間の時間に感じます。

情報を得ることでの障害についての理解はもちろんですが、力強く前へ進んでいくストーリーは、誰にとっても勇気や元気をもらうことができます。

 

www.youtube.com

 

suisui-Projectのまとめ

suisui-Projectはこんな方にオススメ!

  • 車いす生活を送っている方
  • 障害者と社会について関心のある方
  • 元気や勇気が欲しい方

車イス生活を過ごされていたり、車イス生活をしている人が身近にいる方は、ユーザーのリアルな思いや悩みや、ありのままの形を語ってくれているので視聴必見のチャンネルです。

障害者と社会のかかわりについて関心のある方も、貴重な情報源として視聴を強くオススメします。

また、大きな事故に遭いながらも力強く前進していく物語は、誰にとっても胸を打つ内容で、何かに悩まれていたり暗い気持ちになっている方も再生ボタンを押してみてください。

 

以上、車椅子YouTuberとして活躍するsuisui-Projectの中村珍晴について紹介しました。いろいろな情報を集める中で目頭が熱くなったYouTuberです。野球、アメフト、心理学と一度やると決めたことでは恐ろしい程のバイタリティを発揮されているので、今後どのように活躍されるか楽しみで仕方がありません。

 

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